アヤムベトゥトゥとは
アヤムベトゥトゥ(Ayam Betutu)は、バリ料理を代表する鶏料理の一つです。丸鶏に「bumbu betutu」やバリの複合スパイスをしっかり塗り込み、包んで長時間蒸したり焼いたりして、香りを肉の内部まで移します。
使われる香辛料はエシャロット、にんにく、唐辛子、ターメリック、しょうが、ガランガル、キャンドルナッツ、レモングラスなど多岐にわたります。時間をかけて火を通すため肉はやわらかくなり、辛味、うま味、根茎類の香りが重なった濃厚な味になります。
基本情報
| 正式な料理名 | Ayam Betutu |
|---|---|
| 日本語表記 | アヤムベトゥトゥ |
| 英語表記 | Ayam Betutu / Balinese spiced slow-cooked chicken |
| 国・地域 | バリ島 |
| 料理タイプ | 鶏肉のスパイス蒸し・焼き料理 |
| 主な食事場面 | 主菜、共同の食事、祝いの食事、日常の食事 |
アヤムベトゥトゥの特徴
多種類のスパイスを鶏肉へ深くなじませる
表面に調味料を塗るだけでなく、丸鶏の内部にもスパイスを入れ、長時間加熱して味を浸透させる作り方が特徴です。
蒸しと焼きで仕上がりが変わる
バナナの葉などで包んで蒸すタイプはしっとりやわらかく、焼きや炙りを取り入れるタイプはスモーキーな香りと表面の香ばしさが加わります。
バリらしい複雑な香り
ターメリック、しょうが、ガランガル、レモングラス、唐辛子など多くの材料が層を作り、単一のスパイスでは出ない強い芳香を生みます。
主な材料
- 丸鶏:スパイスを外側と内側になじませ、ゆっくり火を通す主材料です。
- エシャロット・にんにく:大量のスパイスをまとめる香味の土台です。
- 唐辛子・ターメリック:辛味と色、土のような香りを加えます。
- しょうが・ガランガル・レモングラス:温かい辛味と爽やかな香りを重ねます。
- キャンドルナッツなど:ブンブにコクとまとまりを与える材料として使われます。
- バナナの葉:包み焼き・蒸しで香りと水分を保つために使われることがあります。
味と食感
味は濃厚で、辛味とうま味に、多数の根茎・香味野菜の芳香が重なります。長時間加熱した鶏肉はほぐれやすく、蒸すタイプでは水分を保った柔らかさが目立ちます。焼くタイプでは外側に香ばしさや軽い燻香が加わり、同じブンブでも印象が変わります。
代表的な種類と作り方の違い
Indonesia Travelでは、アヤムベトゥトゥに蒸すタイプと焼くタイプがあることが紹介されています。また、同じbetutuの技法を鴨に使うベベックベトゥトゥも知られます。現代的なレシピでは加熱時間を短縮するため圧力鍋などを使う場合もあり、伝統的な長時間加熱との違いが動画比較のポイントになります。
いつ、どのように食べる料理か
日常の食事として食べられるほか、共同の食事や特別な機会と結び付けて紹介される料理です。白飯と合わせ、サンバルマタや野菜料理、lawarなどを添える例があります。香辛料が濃いため、米飯や野菜の副菜と組み合わせると一皿のバランスが取りやすくなります。
動画レシピを見るときの比較ポイント
CookClipでは複数の子動画記事を料理ごとに整理します。同じ料理名でも作り方に幅があるため、動画を見るときは次の点を比べると違いが分かりやすくなります。
- 丸鶏か部位肉か、鶏肉の形
- ブンブに使う香辛料の種類と量
- 鶏肉の内部までブンブを詰めるか
- バナナの葉などで包むか
- 蒸す、煮る、焼くのどの工程を組み合わせるか
- 加熱時間と、最後に焼き目を付けるか
よくある質問
アヤムベトゥトゥはどこの料理ですか?
バリを代表する料理の一つとして知られています。多種類のバリ系スパイスを鶏肉に使い、時間をかけて火を通す点が特徴です。
ベトゥトゥは必ず焼く料理ですか?
焼くタイプだけではありません。蒸して柔らかく仕上げる方法や、蒸した後に焼き目を付ける方法などがあります。
なぜ長時間加熱するのですか?
香辛料を鶏肉へなじませながら、丸鶏をやわらかく仕上げるためです。調理法によっては包むことで水分と香りを保持します。
ベベックベトゥトゥとの違いは何ですか?
主材料の鳥が異なります。アヤムは鶏、ベベックは鴨で、betutuのスパイスと長時間加熱の考え方は近い料理として比較できます。