カディオスバボイランカとは
カディオスバボイランカは、カディオス(kadyos/pigeon peas)、バボイ(baboy/豚肉)、ランカ(langka/ジャックフルーツ)を組み合わせるフィリピンの煮込み料理です。一般には「KBL」と略され、西ビサヤ地方、特にイロイロ周辺の食文化と結びついた料理として紹介されています。
主役となるのは豚肉、カディオス、未熟なジャックフルーツです。さらに、イロイロで酸味付けに使われるバトワン(batwan/batuan)を加える作り方があり、豚肉のコク、豆の風味、未熟ジャックフルーツの繊維感を、やわらかな酸味のある煮汁がまとめます。
基本情報
| 正式な料理名 | Kadyos, Baboy at Langka |
|---|---|
| 日本語表記 | カディオスバボイランカ |
| 英語表記 | Kadyos, Baboy at Langka (KBL) / Pork, pigeon pea and unripe jackfruit stew |
| 国・地域 | フィリピン・西ビサヤ地方(イロイロ周辺) |
| 料理タイプ | 豚肉・カディオス・未熟ジャックフルーツの酸味のある煮込み |
| 主な食事場面 | 昼食・夕食、ご飯と合わせる家庭の主菜 |
カディオスバボイランカの特徴
名前そのものが主要3材料を表す
KBLはKadyos、Baboy、Langkaの頭文字で、カディオス、豚肉、ジャックフルーツという料理の中心材料がそのまま名称になっています。
カディオスの豆のコクが煮汁に出る
カディオスはキマメの一種で、乾燥豆を使う場合はやわらかくなるまでじっくり煮ます。豆の風味が豚肉のだしと重なり、厚みのある煮汁になります。
バトワンの酸味と未熟ジャックフルーツを合わせる
未熟ジャックフルーツは甘い果物としてではなく野菜のように使われます。バトワンの酸味を加えることで、豚肉の脂を重く感じさせにくい味に整えます。
主な材料
- 豚肉:骨付き部位や豚足なども使われ、煮汁にコクとうま味を与えます。
- カディオス:豆のコクとほくっとした食感を作る、料理名にも含まれる主要材料です。
- 未熟ジャックフルーツ:繊維のある食感で煮汁を含み、肉や豆との食感差を作ります。
- バトワン:西ビサヤ地方で使われる酸味のある果実で、KBLの煮汁をさっぱり整えます。
- しょうが・玉ねぎ・にんにく・唐辛子:香りと辛味を加え、肉や豆の風味を引き締めます。
味と食感
豚肉の濃いうま味とカディオスの豆らしいコクが土台になり、バトワンの酸味が後味を整えます。未熟ジャックフルーツは煮るとやわらかく繊維がほどけ、豆のほくほく感や豚肉のやわらかさと異なる食感を加えます。
カディオスバボイランカの作り方の違い
豚肉は豚足、肩肉、ばら肉などが使われ、先に焼いて香ばしさを出す作り方もあります。バトワンが手に入りにくい場合はタマリンド系の酸味料で代用するレシピも見られます。また、レモングラスや葉物野菜を加えるかどうかにも違いがあります。
いつ、どのように食べる料理か
温かい煮汁と具をご飯に合わせる主菜として食べられます。豆と豚肉をやわらかく煮るため時間をかけて作ることが多く、家庭の昼食や夕食に向いた、満足感のある煮込みです。
動画レシピを見るときの比較ポイント
CookClipでは、カディオスバボイランカの複数の子動画記事を整理し、作り方の違いを比較しやすくします。動画を見るときは、次の点を確認するとレシピごとの特徴をつかみやすくなります。
- カディオスが乾燥豆か生の豆か、下処理をどうするか
- 豚足・肩肉・ばら肉など、使う豚肉の部位
- バトワンを使うか、タマリンド系で代用するか
- 未熟ジャックフルーツを加えるタイミング
- 豚肉を先に焼くか、そのまま煮るか
- レモングラス、唐辛子、葉物野菜を加えるか
よくある質問
KBLとは何の略ですか?
Kadyos、Baboy、Langkaの頭文字で、カディオス、豚肉、ジャックフルーツという主要材料を表します。
カディオスとは何ですか?
pigeon peaと呼ばれる豆で、日本語ではキマメとされます。KBLでは豆のコクと食感を担う重要な材料です。
ジャックフルーツは熟した甘いものを使いますか?
一般的には未熟なジャックフルーツを使い、野菜のように煮込みます。
バトワンがない場合はどうしますか?
本来の風味とは異なりますが、入手できない地域ではタマリンド系の酸味料を代用するレシピがあります。