サーモンキャンディとは?スモークサーモンとの違いと5つの作り方を比較

サーモンキャンディの動画レシピ

5件の動画レシピがあります。

サーモンキャンディとは

サーモンキャンディ(Salmon candy)は、サーモンを塩と糖で下味付けし、乾燥させてから燻製し、メープルシロップやはちみつなどで甘い照りを付けるサーモン加工品です。

名前に「キャンディ」とありますが、お菓子ではありません。サーモンの塩味とうま味に、砂糖やメープルシロップなどの甘味と燻製香を重ねた、甘じょっぱい味わいが特徴です。

項目内容
英語表記Salmon candy / Candied smoked salmon
現地語名(英語)Salmon candy
国・地域カナダ西海岸(ブリティッシュコロンビア州など)
料理タイプ塩と糖で下味を付け、燻製して甘い照りを付けるサーモン加工品

特徴・材料・基本的な作り方

甘味と塩味を重ねる

サーモンキャンディでは、塩だけでなくブラウンシュガー、メープルシロップ、はちみつなどを組み合わせます。塩と糖でサーモンの水分を引き出しながら身を締め、仕上げに甘味を重ねて表面につやを付けます。

燻製前に表面を乾かす

燻製するレシピでは、漬け込み後のサーモンを洗ったり水分を拭き取ったりしてから、網などに並べて表面を乾燥させます。表面が乾くことで煙やグレーズが付きやすくなります。

低温で時間をかける作り方が多い

今回確認した燻製系の動画では、約71〜93℃前後の低温で数時間加熱する方法が使われています。時間をかけて水分を抜くことで、一般的な焼き鮭とは異なる締まった食感になります。

主な材料

  • 主材料:サーモン、紅鮭など
  • 塩:コーシャソルト、ピックリングソルトなど
  • 糖:ブラウンシュガー、タービナド糖など
  • 液体の甘味:メープルシロップ、はちみつ
  • 追加の風味:カイエンペッパー、スモークパプリカ、ダークラムなど
  • 燻煙材:アップルウッド、メープルなど

ただし、サーモンキャンディに一つだけの固定された作り方があるわけではありません。実際の動画を比べると、漬け方、甘味料、乾燥時間、燻製時間、加熱方法に大きな違いがあります。

5つの動画レシピを比較

CookClipに掲載している5つのサーモンキャンディ動画について、下味の付け方、甘味、乾燥、加熱方法を比較しました。5本のうち4本は燻製を使うレシピで、1本はたまり醤油とはちみつを使ってオーブンで短時間加熱する派生版です。

ここからは一般的なサーモンキャンディの説明ではなく、今回確認した5本の動画レシピを横断して整理したCookClipの比較結果です。

動画レシピ 下味・漬け込み 主な甘味 乾燥 加熱・特徴
メープルグレーズ 水・メープル・ブラウンシュガー・塩のブラインで12〜24時間 メープルシロップ 最低2時間 約77℃で5〜6時間燻製し、途中でメープルを重ねる
はちみつとメープル 水・ブラウンシュガー・メープル・はちみつ・塩で3〜24時間 メープル+はちみつ 2〜4時間 約79〜93℃で2〜4時間。スモークパプリカやカイエンも使用
メープルとダークラム 塩・ブラウンシュガー・カイエンのドライキュアで4〜5時間 メープル+ダークラム 冷蔵庫約30分+室温約10分 約93℃で燻製し、途中からメープルとラムのグレーズを重ねる
タービナド糖とはちみつ 水・塩・タービナド糖・メープル・はちみつで11〜15時間 タービナド糖+メープル+はちみつ 最低24時間 低温で長時間煙を当て、合計約6時間20分燻製する
たまり醤油とはちみつ たまり醤油・米酢・ウスターソース・はちみつのグレーズを絡める はちみつ 長時間乾燥なし 約204℃のオーブンで6〜8分。燻製を使わない短時間派生版

5本を比較して分かったこと

4本は燻製、1本は短時間オーブン

5本のうち4本は低温で時間をかけて燻製する方法です。一方、たまり醤油とはちみつを使うレシピは、約204℃のオーブンで6〜8分加熱する短時間型で、他の4本とは工程が大きく異なります。

燻製系4本ではメープルシロップを使用

今回確認した燻製系4本はいずれもメープルシロップを使っています。ただし、メープルだけで仕上げるもの、はちみつと合わせるもの、ダークラムを加えるものなど、甘味の組み立て方は異なります。

湿式ブラインとドライキュアに分かれる

メープルグレーズ版、はちみつとメープル版、タービナド糖とはちみつ版は、塩や糖を溶かした液体へサーモンを漬け込む方法です。一方、メープルとダークラム版は塩とブラウンシュガーを直接まぶすドライキュアを使います。

漬け込み時間は4時間程度から24時間まで幅がある

メープルとダークラム版は4〜5時間ですが、メープルグレーズ版は12〜24時間、はちみつとメープル版は最大24時間、タービナド糖とはちみつ版は11〜15時間です。漬け込み時間だけでなく、塩や糖の量、サーモンの大きさも含めて各レシピで設計が異なります。

乾燥時間にも大きな差がある

数時間乾燥させるものがある一方で、タービナド糖とはちみつ版では最低24時間乾燥させます。メープルとダークラム版では乾燥時間が比較的短く、同じ燻製型でも下準備の長さには大きな差があります。

最も大きな違いは「すぐ食べるタイプ」と「時間をかけて締めるタイプ」

オーブン版は短時間で仕上げられる一方、長時間燻製型では漬け込み、乾燥、燻製を合わせて1日以上かかるものもあります。同じSalmon candyという名前でも、実際の工程には大きな幅があります。

目的別に動画レシピを選ぶ

5本は作り方がかなり異なるため、「どれが一番よいか」ではなく、使える時間、燻製器の有無、求める味から選ぶ方が分かりやすくなります。

作りたいタイプ 動画レシピ 選ぶ理由
メープル中心の燻製を作りたい メープルグレーズ版 ブラインにも仕上げにもメープルを使い、燻製中にもグレーズを重ねる
甘味とスパイスを重ねたい はちみつとメープル版 メープルとはちみつに、スモークパプリカやカイエンを組み合わせる
ドライキュアを試したい メープルとダークラム版 液体ブラインではなく塩とブラウンシュガーで下味を付け、仕上げにダークラムを使う
時間をかけて乾燥・燻製したい 長時間スモーク版 最低24時間乾燥させ、約6時間20分燻製する長時間型
燻製器なしで短時間に作りたい オーブン版 たまり醤油とはちみつのグレーズを使い、オーブンで6〜8分加熱する

ここでの分類は料理の優劣を付けるものではありません。5本の動画で確認できる材料、時間、加熱方法の違いをもとに、目的に合わせて選びやすいよう整理しています。

5つの動画レシピを詳しく見る

よくある質問

サーモンキャンディはお菓子ですか?

いいえ。サーモンを甘じょっぱく味付けした魚料理です。メープルシロップや砂糖などを使うため「キャンディ」と呼ばれますが、デザートではありません。

普通のスモークサーモンとの違いは何ですか?

サーモンキャンディでは、塩味だけでなくブラウンシュガー、メープルシロップ、はちみつなどの甘味を強く組み合わせ、表面にグレーズを重ねるレシピが多く見られます。また、小さめに切って水分を抜き、締まった食感にする作り方もあります。

作るのにどれくらい時間がかかりますか?

レシピによって大きく異なります。今回比較した燻製系では、漬け込みだけで4時間程度から24時間かかり、さらに乾燥と数時間の燻製が必要です。一方、オーブン派生版は短時間の下味と6〜8分の加熱で仕上げています。

燻製器がなくても作れますか?

伝統的な燻製型とは仕上がりが異なりますが、今回確認した5本の中には燻製器を使わずオーブンで作るSalmon candyの派生レシピもあります。

メープルシロップは必須ですか?

今回比較した燻製系4本ではすべてメープルシロップが使われています。一方、オーブン派生版ではメープルを使わず、はちみつ、たまり醤油、米酢などで甘辛いグレーズを作っています。