パッシーユーとは
パッシーユー(ผัดซีอิ๊ว/Pad See Ew)は、幅広の米麺を卵、青菜、肉などと炒め、醤油を中心に味付けするタイの炒め麺料理です。料理名の「ผัด」は炒めること、「ซีอิ๊ว」は醤油を表します。
一般的にはセンヤイと呼ばれる幅広の米麺を使い、濃い色の醤油で香ばしい色と風味を付けます。パッタイのようなタマリンド中心の甘酸っぱい味ではなく、醤油のうま味と炒めた香りを前面に出す料理です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式な料理名 | ผัดซีอิ๊ว |
| 日本語表記 | パッシーユー |
| 英語表記 | Pad See Ew |
| 国・地域 | タイ |
| 料理タイプ | 幅広米麺の醤油炒め |
| 主な食事場面 | 昼食、夕食、屋台・食堂での一皿料理 |
パッシーユーの特徴
幅広の米麺を使う
やわらかくもちっとしたセンヤイがよく使われます。麺がくっつきやすいため、炒める前にほぐし、鍋の中では強くかき混ぜすぎずに返すことが重要です。
醤油の色と香ばしさを生かす
薄口系の醤油で塩味を整え、濃口または甘口の黒醤油で色と香りを加える作り方が多く見られます。高温の鍋肌に麺を当てることで、軽い焦げ目と炒め香が生まれます。
卵とカナーを合わせる
卵とカナーと呼ばれる中国ケールは代表的な組み合わせです。肉は豚肉や鶏肉がよく使われますが、牛肉、えび、豆腐などに替えることもできます。
主な材料
パッシーユーでよく使われる材料は次のとおりです。店や家庭、選ぶ具材によって構成は変わります。
- 麺:センヤイなどの幅広米麺
- 主な具材:卵、豚肉または鶏肉、中国ケール
- 香味:にんにく
- 調味料:薄口醤油、濃口または甘口の黒醤油、オイスターソース、砂糖
- 卓上調味料:唐辛子、唐辛子入り酢、砂糖、ナンプラーなど
味と食感
醤油の塩味とうま味に、少量の砂糖の甘味が重なる、まろやかで香ばしい味です。強い酸味は通常なく、唐辛子を加えなければ辛さも控えめです。
幅広麺のもちっとした食感、卵のやわらかさ、中国ケールの歯ごたえが対照になります。鍋の温度が十分なら、麺の一部に香ばしい焼き目が付きます。
具材による違い
基本の調理法は共通していますが、主な具材によって名称や仕上がりが変わります。
| 種類・選択 | 主な違い |
|---|---|
| 豚肉 | 定番の組み合わせ。脂とうま味が麺に絡みやすい |
| 鶏肉 | 比較的あっさりした仕上がり |
| 牛肉 | 肉の風味が強く、濃い醤油味と合わせやすい |
| 魚介・豆腐 | えびやいか、豆腐を使う作り方もある |
いつ、どのように食べる料理か
屋台や食堂では注文後に一皿ずつ炒めて提供されます。単品で主食と主菜を兼ね、昼食や夕食として食べやすい料理です。
食べる前に味を確認し、辛味には粉唐辛子、酸味には唐辛子入り酢を少量加えます。最初から多く加えると醤油の香ばしさが分かりにくくなるため、少しずつ調整します。
動画レシピを見るときの比較ポイント
パッシーユーの動画レシピは、次の点を比べると違いが分かりやすくなります。
- 生麺と乾麺のどちらを使い、どの程度ほぐしているか
- 薄口醤油と黒醤油の比率
- 卵、肉、麺、中国ケールを入れる順番
- 麺を鍋肌に当てて焼き目を付けるか
- 麺を切らずに返すための混ぜ方
- 仕上げの水分をどこまで飛ばすか
CookClipでは、同じパッシーユーでも麺やご飯の扱い、具材、調味料、加熱方法が異なる動画レシピを整理して掲載します。使える材料と好みに近い作り方から選んでください。
よくある質問
パッタイとの違いは何ですか?
パッシーユーは醤油の香ばしさを中心にした炒め麺です。パッタイはタマリンド、パームシュガー、ナンプラーによる甘味・酸味・塩味の組み合わせが中心です。
パッシーユーは辛い料理ですか?
通常は強い辛さを付けずに炒め、卓上の唐辛子で調整します。
どの麺を使いますか?
一般的にはセンヤイと呼ばれる幅広の米麺です。乾燥麺を使う場合は、戻しすぎず、炒めながら仕上がる硬さにします。
中国ケールがない場合は代用できますか?
小松菜やブロッコリーなどで代用できますが、茎の歯ごたえと葉の苦味がある野菜を選ぶと特徴に近づきます。